美白化粧品に見る有効成分のリスク

自主回収された美白化粧品とその成分

以前、大手化粧品メーカーにより販売されていた美白化粧品が白斑など肌トラブルを引き起こしたとされ自主回収されたことがありました。同社により開発された「ロドデノール」という美白成分が白斑の原因になったとのこと。

ただ、実際は、白斑などの肌トラブルと「ロドデノール」の因果関係は明らかになってはいません。複雑化した現代社会において肌トラブルの原因を特定するのは困難なのでしょう。

そして、美白効果が認められた有効成分は「ロドデノール」以外にもあり、他のメーカーの美白化粧品にはそれらの有効成分が配合されています。何が言いたいか?といえば、つまり、白斑などの肌トラブルと「ロドデノール」の因果関係が明らかになっていないということは、他の美白成分も白斑の原因となる可能性があるということです。

美白効果の作用

なぜなら、美白効果の作用は、皮膚に深く浸透しメラニン色素(黒くする作用)を抑制することで得られる効果で、どの美白化粧品にも同等の作用がある美白成分が配合されていると考えられるからです。

皮膚の奥深くまで浸透する強力な物質(強い薬)には、それ相応の副作用があるはずです。「ロドデノール」だけでなく、どの美白成分にも同等のリスクがあって不思議ではありません。

最後に

美白成分に限らず医薬部外品に配合されている、いわゆる有効成分は厚生労働省で認可された物質です。でも、だからと言って全ての人に安全とは言えません。これは全てに対して言えることです。人それぞれ個人差があるのですから。

お肌の弱い人は疑わしい物質を避け、ご自身の肌に合うモノを選ぶことが大切です。

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