Q&A~よくある質問~

敏感肌の方は知っておきたいインティバリのボディオイルと一般のベビーオイルとの違い

ベビーオイルの主成分から見る効能 鉱物油 VS 油脂

ミネラルオイル(鉱物油)が主成分となる「一般的なベビーオイル」と油脂が主成分のインティバリ・ボディオイルの特徴を比較したいと思います。「ベビーオイル」は赤ちゃんにも安心という意味が込められたネーミング。老若男女問わず、どなたでも安心して使えるオイルだとは思いますが、その主成分により効能が違いますので、目的に応じて用途や使用頻度を考えましょう。

一般的なベビーオイルの特徴

一般的なベビーオイルの主成分はミネラルオイル(鉱物油)で微量の酸化安定剤が配合されているモノが多いです。ミネラルオイル(鉱物油)とは、石油を精製する過程において不要となる油分から作られているので、有害と思われている方も多いかと思いますがそれは昔の話。ミネラルオイルに含まれる不純物に発がん性があったり、それが油焼けの原因になるとも言われていましたが、精製技術が進歩した現在は、不純物も取り除かれ、害のないオイルとして知られています。

そのミネラルオイルの特徴は、油脂(植物性オイル)とは違い、「酸化せず」「肌に浸透せずよく伸びる」、そして「吸着性が強く肌に塗ったら落ちにくい」という特性があり、ファンデーションや口紅、アイシャドウなどのメイクアップ化粧品や日焼け止め等の基材として最適です。また、石油を精製する過程で不要となる油分ですので、油脂と比べると安価です。

このような特性を持つミネラルオイルが主成分の「一般的なベビーオイル」の特徴は、油分で肌に膜を作り外部からの刺激を遮断する作用に優れていること。但し、肌に浸透しないので皮膚内部を保湿する作用はなく、保湿クリームには適していません。逆に肌内部を乾燥させるリスク、そして、一度塗ると落ちにくいので毛穴を塞ぐリスクもあります。肌呼吸を妨げる原因にもなりますので、ニキビ肌、乾燥肌の方は注意する必要があると思います。(ミネラルオイルのデメリットがそのまま一般的なベビーオイルのデメリットに成る得るということです。)


インティバリ・ボディオイルの特徴

インティバリのボディオイル(ベビーオイル)は天然成分100%を素材だけで調合しています。その主成分は、スウィートアーモンドオイル、グレープシードオイル、ホホバオイルの3種油脂のブレンドで、それぞれ、肌に馴染みやすく浸透性があり、保湿効果に優れており、ヨーロッパでは古くから美容のオイルとして利用されてきました。乾燥肌、敏感肌対策、ニキビケア等のスキンケアとして、マッサージオイルやフェイシャル&オイルクレンジング、バスオイル、ヘアケアにも最適です。

但し、ミネラルオイルと比べると、その価格は高額です。また植物性の油脂は酸化するというデメリットがあります。インティバリのボディオイル/ベビーオイルには、油脂の「酸化する」というデメリットを、天然の抗酸化物質として知られるホホバオイルで抑えています。ホホバオイルには、ミネラルオイル(鉱物油)と同様に、肌に膜を作る作用もあります。

植物性オイルとミネラルオイルの比較表

それぞれの特徴を踏まえた上で、目的に応じた用途や頻度を考え使用されることをおススメします。
ミネラルオイル(鉱物油)
植物性オイル(油脂)
価格 安価 高額
お肌への浸透性 浸透しない 浸透性に優れる(べとつかない)
保湿力 オイル自体に保湿力はない 保湿力に優れる
素材としての安定性 酸化しづらく安定している 酸化しやすく不安定
お肌との関連性 お肌にはない成分 お肌を構成する成分にある


背中の肌荒れはリンスやコンディショナーが原因!?

 
背中の肌荒れに悩む方から相談を受けることがあります。そういった方々の話を聞くと、そのほとんどが市販のリンスやコンディショナーを使用されてます。その場合、リンスやコンディショナーの使用を止めるだけで背中の肌荒れを解消できそうです。

背中の肌荒れはリンスに配合される陽イオン界面活性剤が原因

リンスやコンディショナーの主成分は合成界面活性剤です。界面活性剤は、大きく分けて「イオン性界面活性剤」と「非イオン性界面活性剤(ノニオン)」に分類されます。更に、イオン性界面活性剤は、「陽イオン界面活性剤(カチオン)」​「陰イオン界面活性剤(アニオン)」そして両方の特性をもつ​「両性界面活性剤​」に分けることが出来ます。この界面活性剤の中で最も刺激が強く有毒なのが「陽イオン界面活性剤(カチオン)」​なのですが、殺菌作用、柔軟作用、静電気防止効果などに優れていることから、髪の毛を柔らかくし艶やかに見せることが出来るので、市販のリンスやコンディショナーに「陽イオン界面活性剤(カチオン)」が配合されているものが多いです。

但し、強力な合成界面活性剤は濃度が薄まってもその特性を保ったまま分解されることなく肌に付着して残留し続けますので、肌トラブルの原因になります。「陽イオン界面活性剤(カチオン)」が配合されているリンスやコンディショナーを使用してる場合、髪の毛に残留している「陽イオン界面活性剤(カチオン)」が背中に触れ肌荒れの原因になっていると思われます。その証拠にリンスやコンディショナーの使用を止めるだけで背中の肌荒れが改善されることが多いのです。尚、インティバリでは、石けんシャンプー&クエン酸リンスをおススメしています。


化粧品と医薬部外品の違い

医薬部外品とは?

薬用化粧品(医薬部外品)とは、パッケージに「医薬部外品」と記載されている化粧品です。文字通り、医薬品ではない化粧品ですが、インティバリのような化粧品と何が違うかと言えば、「医薬部外品」には厚生労働省から認定された有効成分が規定量配合されていることです。有効成分とは、簡単に言うと薬品のことです。このように言いますと、凄い効能をもった化粧品というイメージがありますが、医薬品ではないので、作用が穏やかで、一般的には薬のような副作用も「医薬部外品」にはないと言われています。効能的には、化粧品と医薬品の間に位置するのが医薬部外品と言えます。

しかしながら、医薬部外品には本当に副作用がないのでしょうか?今から数年前に、王手化粧品メーカーが開発した「ロドデノール」という美白成分を配合したローションなどの美白化粧品が発売されていましたが、その化粧品が白斑など肌トラブルを引き起こす原因になったとされ自主回収した問題がありました。ただ、自主回収はされましたが、実際問題として、白斑などの肌トラブルと「ロドデノール」の因果関係が明らかになっていないのです。つまり原因が究明されておらず、また責任の所在もはっきりしないのです。

因果関係と責任の所在

美白効果が認められた有効成分は、この「ロドデノール」以外にもあり、他のメーカーの美白化粧品には別の有効成分が配合されています。白斑などの肌トラブルと「ロドデノール」の因果関係が明らかになっていないということは、可能性として他の美白化粧品で白斑などが発症した疑いもあると思います。

美白効果の作用は、皮膚に深く浸透し、メラニン色素(黒くする作用)を抑制することで得られる効果で、かなり強力な有効成分です。そして、どの美白化粧品にも、同等の作用がある美白成分が配合されていると考えられます。皮膚の奥深くまで浸透する強力な物質(強い薬)には、それ相応の副作用があるはずです。「ロドデノール」だけでなく、どの美白成分にも同等のリスクがあると思います。

また、「責任の所在がはっきりしない」と述べましたが、この「ロドデノール」は厚生労働省に認可された美白成分です。肌トラブルと「ロドデノール」の因果関係が解明されていないので、責任を追及することはできませんが、

言えることは、複雑化した現代社会においては、何らかの身体上のトラブルは色んな要因が絡み合った結果という見方が強く原因を特定することは不可能に近いでしょうし、「継続して使い続けたらどうなるか?」「その成分単品での安全性は確認できたとしても、他の有毒物質と結びついて毒性を増す可能性はないのか?」ということは検証できていないので、必ずしも厚生労働省が認可した物質なら安全とは言い切れないと思うのです。

最後に

比較的穏やかな作用といわれる医薬部外品ですが、それでも医薬品に配合される成分が微量ですが含まれていますし、使い続ければそれなりの副作用があると思われます。医薬品と同じで効果が絶大なほど、それに伴う副作用というリスクが高まります。また、インティバリのような化粧品とは違い、医薬部外品は全成分を表示する必要がありませんので怖い部分もあります。ただ、全成分が表示されていたとしても、実際は、表示されている成分をみても、それがどんな物質なのか分からず、成分表示を見ず商品を買ってしまうことも多々あると思いますが、とにかく、医薬部外品と表示されている化粧品には、何らかの副作用があると思われるので、抵抗力が弱い妊婦の方や赤ちゃん、肌が弱い人は避けた方が無難です。


弱酸性ソープは肌に優しい?

「お肌に優しい弱酸性ソープ」「赤ちゃん用弱酸性ベビーソープ」などを謳う弱酸性ソープが市販されていますが、必ずしも弱酸性ソープが低刺激で安心とは言えず、むしろ注意する必要があると思います。

インティバリ石けんの特徴

インティバリの石けんは、植物性オイルを主成分にコールドプロセス製法で作った石けんです。コールドプロセス製法は熱を加えずゆっくり鹸化させるので、素材が持つ特徴や効能が失われることなく、また製造工程の中で保湿成分のグリセリンが生成されるので保湿力に優れる石けんとなります。また、コールドプロセス製法で作られた石けんは、ホットプロセス製法や中和法で作られた石けんと比較すると、その洗浄力はマイルドでお肌に必要な油分を残し肌をスベスベにします。また、石けんの濃度が薄まれば分解されて洗浄力を失いますので、洗い上がりに変なヌルヌル感がなく、泡切れ良くさっぱりするのも特徴と言えます。環境にも優しいと言われる所以です。

石けんの欠点

ただし、インティバリ石けんだけでなく、石けんは全て弱アルカリ性なので、超敏感肌の方には刺激になる可能性もあります。人間の体内は弱アルカリ性ですが肌は弱酸性です。この弱酸性が肌のバリヤー機能を担っています。通常は、弱アルカリ性の石けんで肌を洗えば、弱アルカリ性に傾いた肌を弱酸性に戻そうとする肌機能が活性化するのですが、アトピーや乾燥肌、あるいは何らかの要因でバリヤー機能が低下していると肌は敏感な状態になっており、弱アルカリ性の刺激に耐えられないこともあり得ます。実際、アトピーでも乾燥肌でもないのに、石けんはヒリヒリするという方がいます。これは、何らかの要因により、肌のバリヤー機能が損なわれている可能性があります。特に、顔の皮膚は他と比べると敏感な部分です。このような敏感肌の方でも、よりマイルドな弱酸性ソープなら刺激も少ないでしょう。

弱酸性ソープは肌に優しい?

弱酸性の肌に対して、弱酸性の洗剤なら刺激を感じることもないとは思います。が、石けんは弱アルカリ性だからこそ泡立ち洗浄できるのです。つまり、弱酸性ソープは泡立ちが悪く洗浄力が乏しいのが最大の欠点といえます。肌の老廃物を取り除くことが困難ということになりますが、その欠点を補うために、洗浄力の強い洗剤(強力な合成界面活性剤)を配合している製品が多いのです。石けんとは違い、この強力な合成界面活性剤は濃度が薄まっても、洗浄力を保ったまま分解されることなく、肌に付着して残留し、肌トラブルを悪化させる可能性があります。「赤ちゃんにも使える弱酸性ソープ」と謳う洗剤がありますが、配合成分には十分注意が必要です。

最後に

天然成分100%の素材だけを材料に、コールドプロセス製法で作られたインティバリのような石けんでも、全ての人に安心安全とは限りません。天然成分にアレルギーのある方もいますし、その時々の環境や体調により合う合わないが出てくるかと思います。大切なのは、ご自身の肌にあったモノを選ぶということ。成分によっては、副作用が怖い強力な有効成分で一見肌に合っていると思ってしまうモノもありますし、場合によっては長期に渡って使用しないと身体への影響が分からないモノもあります。複雑化した現代社会において、科学的にも医学的にも、それらの因果関係は解明されないでしょうが、出来るだけ疑わしいモノは避けた方が無難だと思います。


薬用石けんとの違い

薬用石けんとは?

薬用石けんとは、抗菌、殺菌作用があるといわれる有効成分が配合された医薬部外品に分類される石けんのことです。インフルエンザが流行する季節になると「家に戻ったら薬用石けんで手を洗いましょう」というようなインフルエンザ対策の広告を目にすることがあると思います。インティバリ石けんも、天然成分100%の素材だけで作られていますが、民間療法あるいは漢方などでは抗菌、殺菌作用があるといわれる素材を配合しているモノがあります。手をキレイに洗えるという意味でも薬用石けんに劣らないはずですが、インティバリの石けんは、薬事法上は化粧品として登録しているため、抗菌、殺菌作用があるとは謳えません。

ただ、抗菌、殺菌作用を謳う薬用石けんにおいても、その有効成分の効能は、必ずしも化学的に実証されたわけではなく、製造者の希望的観測で「世間一般的にそのような効能があると言われている成分」という曖昧な基準で商品化されているように思うのです。

薬用石けんは危険?

実際、2016年9月アメリカにおいて、薬用石けんに配合されている「トリクロサン」「トリクロカルバン」など殺菌剤として知られる19種類の成分が配合される薬用石けんが販売禁止になりました。その理由が、「たとえばインティバリの石けんでも十分キレイに洗うことが出来るが、それを上回る効能が薬用石けんにある」という証明がされていないこと。そして、特別な効能が証明されていないにも関わらず、薬用石けんの使用が感染症や耐性菌を増殖させる危険性があるということ。

どういうことかと言えば、薬用石けんに配合されている成分が抗生物質と同じだと言うのです。アメリカの研究によれば、そのような物質が尿・血液・鼻水・母乳などから検出されているとのこと。皮膚や口から体内に吸収された結果だと思いますが、つまり病気でもないのに抗生物質を服用しているのに等しいということになります。意味もなく抗生物質を服用すると、抗生物質が効かない耐性菌が体内に増えてしまい、免疫力が弱った時に感染症にかかるリスクが高くなってしまうのです。これまで安全であり、且つ、それなりの効能があると認識されていた成分が、実はそれほどの効能もなく、ただリスクを伴う可能性がある危険な物質だったというのですから怖い話です。

疑わしいモノは生活から排除する

このようなアメリカの動きに倣い、日本でも、この19種類の成分が配合された薬用石けんの販売を規制するようになったのですが、同じ成分が入ったシャンプーや化粧水、歯磨き粉、汗拭きシートなどは対象外となっているようです。これは化学的、医学的に、その成分の有害性が証明されていないからでしょう。ただ、私たちにとっては有害物質と証明されてからでは遅いと思います。有害と証明された頃には、耐性菌が体内で増殖していたということもあり得るのですから、やはり、疑わしいモノは生活から排除することが自分や家族を守る唯一の手段ではないでしょうか?


赤ちゃんにおススメの石けんはどれですか?

赤ちゃん用の石けんには細心のご注意を!
無香料の石けんがおススメです

赤ちゃんの肌はバリヤー機能が未発達です。それだけ肌トラブルが起きる可能性が高く注意が必要です。インティバリとしては、余分な合成化学物質など一切配合しない天然成分100%の素材を材料にし、コールドプロセス製法で作られた保湿に優れる石けんをおススメします。しかも、アロマオイル(精油、エッセンシャルオイル)を配合していないホホバクイーン、ベビードール、ノニソープ、ハニービーなどの無香料石けん。

低刺激の弱酸性ソープと喧伝されるベビーソープなど、一見良いように思えますが、有害物質と疑わしい合成化学物質が使われている品が溢れています。現時点において化学的に有害と確認されていなくても、数年後に実は有害物質だったということが現実に起こり得るので、やはり疑わしいモノは避けたほうが無難に思います。


石けんが泡立たないのですが・・・

時折、インティバリの石けんは泡立たないと言われる方がいるのですが、石けんが泡立たない理由は別にありますので、シェア出来ればと思います。

肌が酸性に傾いている人はアルカリ性の石けんを使用しても中和され泡立たないことがあります。健康体の人の体内は弱アルカリ性ですが皮膚は弱酸性です。そして、お肌の表面を弱酸性に保つことで肌のバリヤー機能が働いています。お肌に悪影響を及ぼす病原菌も弱アルカリ性ですが、弱酸性の環境では生きることが出来ないので肌の深部に侵入することができないわけです。このように、弱酸性の肌は、殺菌作用があり、また細菌の繁殖を抑えています。

しかし、人はそれぞれ体質が違います。皮脂分泌の多い人は肌が弱酸性から酸性に傾く傾向にあります。 このように肌が酸性に傾いている人がアルカリ性の石けん(インティバリ石けんだけでなく全ての石けんはアルカリ性です)を使用しても中和されてしまい泡立たないと考えられます。


アトピーに効く石けんありますか?

インティバリの石けんは、医薬品(薬用石けん/医薬部外品)ではありませんので、アトピー性皮膚炎に効く、あるいは治すと言えば語弊がありますが、「症状を悪化させない」ことは出来ると思います。アトピー性皮膚炎の方は超敏感肌で乾燥しがちだと思いますが、インティバリの石けんは、コールドプロセス製法で作られており、製造過程において保湿成分のグリセリンが生成されるため保湿力に優れています。その中で、アロマオイルを配合していない無香料石けんの「ノニソープ」「アロエハニー」、それからインティバリの無添加石けんの中でも、かゆみ止めにもなるといわれるホホバオイル配合の「ホホバクイーン」がおススメです。

但し、全ての人に良いとは言えません。その時々の状態や季節にも関係すると思うのですが、アロマを配合しない無香料石けんでさえ刺激が強いと感じる方が実際にいます。アルカリ性の石けんを弱酸性の肌に使えば、それなりに反応するでしょうから、それが刺激になるのだと思われます。それでも、皮膚科の医師も無添加石けんを勧めるその理由は、やはり合成界面活性剤が主成分のソープなどは、その合成化学物質の特性、すなわち、「濃度が薄まっても分解されず、また強力な洗浄力を失うことなく、肌に残留する可能性が高い」からで、無添加石けんなら、きれいさっぱり泡切れがよく、たとえ成分が肌に残留したとしても、合成化学物質とは違い、濃度が薄まれば作用も弱まり分解され、肌への影響を最小限に抑えるからだと思います。

また、弱酸性のソープであれば、刺激もなくピリピリするこもないように思いますが、弱酸性のソープは洗浄力が弱く、その欠点を補うために強力な洗浄剤(合成界面活性剤/合成化学物質)を配合している品もあり、どのような成分が配合されているか注意する必要があります。場合によっては、弱酸性のソープの方が刺激が強いということもあり得ます。

石けんは主成分となる油脂に何を使うか?また、どのような製法により作るかで、効能や使用感など品質が変わります。油脂といっても植物性もあれば動物性の油脂もあります。製造方法もコールドプロセス製法、ホットプロセス製法、中和法があります。インティバリ石けんのような植物性の油脂を主成分にしたコールドプロセス製法で作られた石けんがおすすめです。


コールドプロセス製法で作られた石けんがすぐ溶ける理由

インティバリ無添加石けんは比較的すぐ溶けてしいまいます。それは、インティバリ無添加石けんの特性によるもですが、出来るだけ長持ちさせる方法がありますのでシェア出来ればと思います。

インティバリ無添加石けんが溶けやすい理由

インティバリの無添加石けんは、天然成分100%の素材だけを材料していますので凝固剤など使用していません。また、その素材の特性を損なうことなく活かせるコールドプロセス製法で作っているのですが、その製造工程において、保湿成分であるグリセリンが生成されます。このグリセリンが豊富に含まれる石けんは、水分を吸収しやすくなり溶けやすくなります。

別の言い方をすれば、水分で石けんが分解されるということですので、泡切れが良く、変なベトベト感なくスッキリ洗い流せます。いつまでも溶けない、つまり水分を吸収しても洗浄力が弱まらない洗剤は(洗浄力を保つために合成化学物質を配合しているのですが)、シャワーで洗い流してもその合成化学物質が皮膚に残留しベトベト感がありますし、肌トラブルの原因になることもあります。また、分解されることなく環境に排出されますので環境破壊の要因にもなります。 溶けやすい石けんは、お肌と環境に優しい石けんと言えます。

インティバリ石けんを長持ちさせる方法

インティバリの石けんは、その特性から水分を吸収しやすく湿気の多い場所が苦手ですので、使用後はお風呂場に置かず、洗面台など別の場所で保管することをおススメします。このようにして、インティバリ無添加石けんホホバクリーンを洗顔だけに利用すれば1個の石けんで6か月間持つと言われるユーザー様もいます。 また、インティバリの石けんは、包丁などで簡単に切れますので、数回分に切り分けて使用頂くのも有効です。


インティバリの石けんで洗顔したら沁みたのですが

超敏感肌の方には刺激が強く感じることもあります。

インティバリ無添加石けんは油脂と苛性ソーダを反応させて鹸化させるコールドプロセス製法で作られているためアルカリ性です。一方、人間の体内は弱アルカリ性ですが肌は弱酸性です。この弱酸性が肌のバリヤー機能を担っているのですが、アトピーや乾燥肌、あるいは何らかの要因でバリヤー機能が正常でない場合、肌は超敏感な状態になっていると考えられます。この超敏感な状態になっている肌に、アルカリ性の石けんを使用すると刺激になることもあります。特に顔の皮膚は他の部分と比べると敏感です。もし刺激が強いと感じたら、ご使用を控えて下さい。


インティバリの石けんで洗顔したら沁みたのですが

オイルを肌に付けると日焼けするというイメージを持たれている方が少なからずいるように思います。「日焼けしたい時にサンオイルを塗るとキレイに日焼けできる」あるいは「油焼けで肌がくすむ、しみになる」と言われていることから、そのようなイメージを持たれるようです。

インティバリにご来店頂いたお客さんの中にも、「インティバリのボディオイルは日焼けしないのか?」と質問される方がいるのですが、そのような質問は、つまり、「インティバリのボディオイルを塗って日光に当たると、日焼けして黒くなったり、ヒリヒリしたり、くすんだり、しみになることはないか?」という心配からだと思うので、「インティバリのボディオイルは日焼け止めのような効果は期待できませんが、若干の紫外線防御効果があるので、日常生活においてオイルを塗らないで日焼けしてしまうよりは、塗った方が日焼けによる肌へのダメージは少ないと思います」とお答えします。

日焼けと油焼けの違い

日焼けは紫外線が原因で炎症を起こし、赤くなったり、黒くなったり、ヒリヒリする症状です。サンオイルは、皮膚の炎症(サンバーン)を起こすUV-B波をカットし、日焼けする(サンタン)要因となるUV-A波のみ吸収し、日焼けを目的に、炎症を起こさないようにするオイルです。インティバリのボディオイルは多少の紫外線防御効果が期待できますので、日焼けを目的としない日常に置いて、日焼けを促進するということはありません。

また、日焼けと油焼けを混同している場合もあると思うのですが、油焼けは、日焼けではなく、紫外線によりオイルが酸化することで肌がくすんだり、しみになる症状です。昔は、ミネラルオイル(鉱物油)に含まれる不純物が酸化の原因となり油焼けすると言われていましたが、精製技術が進歩した現在は不純物は取り除かれていると言われていますので油焼けすることもないでしょう。植物性オイル(油脂)は酸化しやすいと言われますが、インティバリのボディオイルは天然の抗酸化物質と云われるホホバオイルを配合していますので、日常生活において日光に当たって即酸化することもありません。

但し、上述の通り、インティバリのボディオイルは日焼け止めではありません。日焼けを目的にしていなくても、強い日差しの当たる場所で長時間日焼けを避けることが出来ない状況にある場合、油脂が主成分のインティバリ・ボディオイルは酸化する恐れがあります。それでも、何も塗らず日焼けしてしまうよりは肌へのダメージは少ないと思いますが、あくまでも、日常生活において、ボディオイルで日焼けを促進させることはないということです。


インティバリの石けんはニキビ肌にも使えますか?

数年前に「グリセリンはニキビの原因と言われるアクネ菌を増殖させる傾向にある」というような研究発表がありました。この発表を受けて「ニキビ肌の人はグリセリン配合の化粧品は避けたほうがよい」と言われるようになったのですが、インティバリの無添加石けんも(天然成分100%の素材だけを材料に、コールドプロセス製法で作られていますが)製造過程の中でグリセリンが生成されるため、「インティバリの石けんはニキビ肌に使えるか?」という疑問が出たかと思います。この件に関して、インティバリの見解を述べます。

グリセリンとは

グリセリンとは、多くの化粧品に配合されている保湿成分です。ただ、私たちの肌に分泌された皮脂が分解されるとグリセリンと脂肪酸になります。このように、本来グリセリンは私たちの肌に存在している成分です。ゆえに、肌に対して違和感なく低刺激ですから、保湿補強を目的とした多くの化粧品に配合されています。乾燥肌、敏感肌の方にとっては相性の良い成分と言えます。しかしながら、「グリセリンは他の保湿成分よりアクネ菌を増殖させる」という研究発表があって後、ニキビで悩む人たちの間でグリセリンフリーの化粧品が注目されるようになりました。そして、それなりの成果もあるという話です。

インティバリの見解

結論から言いますと「インティバリの石けんはニキビ肌にも使えるか?」という疑問に対して「使えます」とお答えします。 インティバリが奨励するニキビ対策は、ニキビの原因と言われる毛穴に詰まった皮脂や汚をオイルクレンジングで浮かしてキレイに洗い流すことから始めますので、キレイさっぱり洗い流せる石けんでの洗顔をおススメしています。

インティバリの石けんは濃度が薄まれば洗浄力を失い分解され、洗い上がりがさっぱりするのに対し、合成化学物質が主成分のモノは濃度が薄まっても洗浄力を保ち、また、分解されることなく肌に残留します。このようなことから、石けんに含まれているグリセリンより肌に残留する合成化学物質の方がリスクが高いという考えです。また、保湿強化を目的にしたグリセリン配合の化粧品を洗い流すことなく肌に使用すれば、アクネ菌が増殖してニキビの原因になることもあると思いますが、石けんは洗い流しますし、洗顔後はアクネ菌の増殖を抑えるために、抗菌作用、消毒作用に優れるローズウォーターで保湿し、保湿クリームで覆いこむというニキビ対策のステップを実践して頂くという前提もあります。


ヴィーガンの方へ

ヴィーガンは、完全菜食主義で、乳製品や卵、はちみつなど動物由来のモノは避け、場合によっては、食事だけでなく日用品など身の回りのモノまで徹底するライフスタイルだと理解しています。健康面だけでなく、スピリチュアル的なことや動物愛護にも関わっているかと。

インティバリは天然成分100%にこだわっていますが、それは「疑わしいモノを出来るだけ避ける」という意味合いが強く、ハチミツや蜜蝋、シルクなど動物由来の素材も使っています。ですので、食べ物だけでなく、日用品まで気を使うヴィーガンの方にはお勧めできません。

また、ヴィーガンの方は動物実験についても気になると思いますが、インティバリでは動物実験は行っていません。動物実験が必要な素材を使っていないということもありますが、動物実験は「ある物質をどれくらい摂取すれば身体に害がでるのか」を検査する実験で、10年、20年と長期にわたり使い続けた際の人体への影響は明らかにすることは出来ません。長年に渡り日々使い続けるスキンケア化粧品においては、疑わしい成分を使用しないという考えです。